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栄村ネットワーク
長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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栄村は丸ごと“資源”

  復旧の進展の具合について先ほど紹介しましたが、栄村が震災から立ち上がっていくには復旧だけではなく、復興が必要です。
 その復興を進めていくうえで非常に大事なことを1つ、提起したいと思います。
 むらが復興し元気にやっていくにはやはり、栄村を訪れる人が増えたり、栄村の産品を買ってくれる人が増えるなどして、むらに入るおカネが増えることが必要です。
 問題は、むらにおカネが入る元となるような“資源”が栄村にはあるのか、ということです。

 じつはむらには溢れかえるほどの“資源”があります。
 先日、五宝木の山田政治さん・セキさん夫妻が家の近くで採れる山ブドウで作られるワインは志賀高原の高級ホテルでお客さんに出されているそうです。また、山ブドウを搾ったときに出る皮でジャムを作ると、これがまた絶品で、やはり志賀高原のホテルでも提供されているそうです。そんなに大量には作れないと思いますが、それでいいのだと思います。むらの自然の中にある色んなものを見直せば、すべて“資源”なのです。

 また、集落の家並みや石垣、立木等々、集落が丸ごと“資源”だということも言えます。小滝集落ではそういう考えで復興ビジョンをつくろうとされています。

上の写真は小滝集落の秋葉様に上っていくところで、右側に見える家屋はいわば廃屋です。しかし、これがこの景色にアクセントが生み、都会の人から見れば“一級品の景観”が形成されています。
 「廃屋」にしておくと次第に傷んでいきますから、たとえばこの建物を民具展示場として活用し、随時、人が入るようにすると長く維持することができます。そして、いろんな人が小滝を訪れ、小滝に賑わいが生まれます。
 そういう発想法で復興のプランを考えていくと楽しいし、実際、大きな成果を生み出すことができるはずです。

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