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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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「安心」が第1のキーワード


避難所として使えた箕作の新公民館  

  地震は私たちの暮らしに大変な被害、影響を生みました。あの瞬間の揺れが、家を壊し、田んぼを傷つけ、私たちの暮らしを根底から揺るがしたのです。

 5月14日の「考える会」で出された意見の中に、
「地震に強い村 安心して住める村」
「これからほんとに将来地震が起きても大丈夫な道路、住宅がまず前提」
「地震に強く雪に強い建物を造る研究が必要と考えます」
というものがあります。
 ほとんどの方が同感なのではないかと思います。

 今回の地震では、栄村は幸いなことに一人の死者も出さず、重傷者もありませんでした。だからといって、今後も安心できるということではありません。
 日本は地震国です。地震の再来など考えたくありませんが、地震は人力で防ぐことはできません。仮に地震が起きても、耐震力のある家、安全に一時避難できる場所、安全な通行を確保できる道路が確保できていれば、村で安心して暮らすことができます。

 わが栄村では3月12日の地震でも全面的に倒壊してしまった住宅はあまりありませんでした。豪雪に耐える家屋の強さが証明されました。しかし、いったんは避難することが必要でしょう。そのとき、第1次避難所となるべき公民館が安心して避難できるものではありませんでした。倒壊・損傷した公民館の再建とともに、避難所として使える安全な公民館を各集落に確保することが絶対に必要でしょう。

 また、倒れることはなくても、家屋は一定の被害を受けます。そのとき、高齢のひとたちが「修理にはたくさんのお金が必要。でも、もう歳だから直せない」と思い、村を離れることを考えなければならなくなるようなことがあってはいけません。高齢者の方のための集落内公営住宅の建設、現在の住まいの耐震強度の改善、いざという時の住宅修復制度の検討など、「つぎに備える」施策の充実が求められます。


地震でほとんど傷まなかった古民家

 さらに、道路を見ますと、盛土部分がほとんどやられています。
 山村の栄村では、切土・盛土による道路建設は避けられません。盛土部分の道路をいかに強化するか。真剣に研究、改善を図る必要があります。

 こうした住宅や道路を安心して暮らせるものにすることが求められます。それは単なる原状復旧ではなく、より安全なものを実現する復興でなくてはなりません。


盛土部分は必ずのように崩落している(村道滝見線)

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