高橋甚治さん、村に戻る
- 被害と復興の様子
- 2011.04.15 Friday
昼頃、軽トラに乗った樋口利行(栄村ネットワーク理事長)夫妻に青倉で出会いました。そして、聞くと、「青倉のおやじのところのゴミ出しだ。もう今日3回目。おやじが戻っているんだ」と言うのです。「青倉のおやじ」とは、奥さんのお父さん、高橋甚治さんのこと。
88歳と89歳のご夫婦(奥さんは「ふさ」さん)で、地震翌日の13日から埼玉のご長女の家に避難されていました。早速、甚治さんのお家に向かいました。右はそのときに撮った写真です。
私はてっきり「片付けに来られた娘さんご夫婦に付いて来られ、また埼玉に戻られる」のだと思っていたのですが、甚治さんに尋ねると、「もうずっとここにいるよ」とのこと。村外に避難されたいたお年寄りが村に戻って来られた。これほど嬉しいニュースはありません。
夕刻にもう一度お訪ねしたときに、「ふささんは間もなく畑だよね。甚治さんはどうするの?」と私が言うと、すぐさま、ふささんが「じいちゃんは藁仕事だよ」と。そうです、甚治さんは藁でつくる“ねこつぐら”の名人なのです。
甚治さんにつぐら編みを教わったことがある人、「つぎに来る時は是非、つぐら編みを体験したい」と話していた人たち、是非、むらにやって来て、甚治さんのお家を訪ねてください。むらの復興へ、大きな力となります。

女子大生につぐら編みを教える甚治さん(2009年9月)
―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事



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