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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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* 被害は現在進行形、被害状況の徹底調査・把握を

 1頁の写真展案内の中で、「1年目を迎えるいま、改めて痛感することは、地震被害は現在進行形だということです」と書きました。この「被害は現在進行形」ということについて、もう少し詳しく書きたいと思います。

 1つは、依然として余震が続いていることです。
 今夜未明にも茨城県でかなり大きな余震があったようですが、栄村でも元旦未明に震度4があった後、まだ時々、「あれっ、震度3よりやや強いかな」と思うような揺れがあります。余震があると、柱と戸の間に隙間が生じるなどの被害の拡大が現に見られます。

 2つは、「目に見えない被害」の顕在化です。
 「目に見える被害」と「目に見えない被害」ということを農地をめぐって繰り返し言ってきましたが、どうやら同じことが道路や住宅をめぐってもあるのではないかというのが、この間、村民のみなさんから被害状況や不安を聞いていて、思い至った結論です。
 たとえば、国道117号線をめぐって、沿線にお住まいの方から「震災後、車が通る時の振動がひどい」という声が数多く聞こえてきます。これは、道路表面では傷みが見えない箇所でも、道路の下の地盤に変動が生じている(たとえば空洞のようなものが生じている)からなのではないでしょうか。

 また、1頁で、最近になって柱に亀裂が入った事例を写真で紹介しました。金属に「金属疲労」という言葉がありますが、家に使われている木材は地震で強いエネルギーを受け、すぐには割れたりしないが、かなり弱っている箇所があるのではないでしょうか。そこに余震の衝撃が加わったり、雪の重みが加わったりすると、亀裂が入るという事態に至るのではないでしょうか。


きっちり直しても、また隙間ができる

 私は、地震被害は現在進行形ということを明確にし、被害状況の継続的観察・調   査を行なうことが必要だと考えます。たとえば、道路の下の地盤については、道路を剥がさなくても超音波などで調べる方法があるはずです。
 そして、「国の復旧工事の査定は昨年、すでに済んだ」というのではなく、必要な追加復旧工事を国が認めるよう、働きかけていくことが必要だと思います。

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