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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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栄村復興への歩みNo.125 (通算第159号)

 18日は、朝から夕刻までげに降りましたが(「げ」というのは、栄村の方言で「たくさん」というような意味です)、19日は一転していい天気になりました。まだ1〜2回、寒波は来るかもしれませんが、今冬の雪もそろそろ峠を越したといえるのではないでしょうか。是非、そうあってほしいものです。


●18〜19日の栄村
 両日の写真から始めます。 
 18日午前10時半過ぎ、泉平から下る道で車内から撮影。かなり吹雪いていて、視界がよくありませんでした。その様子が少しは伝わるでしょうか。


 同じく18日の午前11時過ぎ。青倉の高橋甚治さん宅の裏側でのボランティアによる除雪作業の様子。激しい降雪の中での作業でした。写真右端は青倉の島田哲さん。自然落下の屋根から落ちてくると危険な作業で、哲さんが除雪作業の指南役としてお世話くださいました。まったく光が入らなかったお風呂場に光が入るようになったようです。
 
 つぎは、晴天になった19日の写真です。

志久見橋から雪坪にむかう途中のスノーシェッドのツララ          


巨大なスノーダンプ
1tの雪を運べるそうです。持っているのは宮川吉郎さん



 上の写真は冬の村ではよく見かける光景です。その意味ではとりたてて紹介するまでもないのですが、ここに写っている様子には大きな意味があります。
 私は19日午前にあるお家を訪ねました。1月に初めてお訪ねしたお家で、集落の奥まったところにあり、70歳代の女性が一人で暮らしておられました。ご主人が病気で入院されているそうです。「どうされているだろうか」と思い、19日も訪ねてみたのです。
 そうすると、家の前の道路でロータリーで雪を飛ばす男性がおられました。息子さんです。お話を聞きました。「仕事の関係で村を離れて暮らしているが、週末は毎週、来ています。これくらいの雪は大したことじゃない」。とても元気な息子さんです。
 熊本大学の徳野貞雄さん(2009年、集落点検をするために栄村に来られました)は、「集落の存続の可能性を集落の世帯構成だけを見ているだけではダメだ。他出子(村外に出ている息子・娘)とその家族も含めて考える必要がある。親の様子を見に、毎週でも通ってくる息子・娘もいる。そういう人の存在まで含めて考えれば、集落の存続の可能性について違った展望が見えてくる」と言っておられます。
 この息子さんも、「母はけっして一人暮らしではない」と話しておられました。
 こういう息子さん・娘さんの存在も頭に入れて、これからの栄村を考える必要があると思います。

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