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栄村ネットワーク
長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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住宅再建で貴重なアドバイスをいただきました

 今朝、ブログで「家の建て直し」に関する記事を読んだという方から、貴重なアドバイスのメールをいただきました。以下に紹介させていただきます。
 
「栄村ネットワーク(被災情報ブログ)」の家の建て直しの記事を拝見しましたので、ご連絡させていただきます。
私は、中越大震災の震源地だった新潟県の旧川口町(現長岡市)の田麦山という地域で、ボランティアの受け入れ窓口(田麦山ボランティア事務局)を運営していた伊坂という者です。

伝統的な日本建築の耐用年数は600年近くあり、その構造は免震になっています。たとえ45度くらいまで傾いたとしても、立て直すことができるのは記事で紹介されていた通りです。
それは、曳き家とよばれる方法で、一般的な農家であれば全壊と評価されたものでも数百万円程度で元に戻ります。この程度ならば、被災者への支援金や各種補助金で、お年寄りにも可能なものです。

中越大震災のとき、たいへん残念だったのは、被災した家屋の取り壊し費用を期限をきって町が全額負担すると早くに発表したため、十分直せる立派な家が次々と取り壊されたことです。二度と手に入れることのできないような見事な材が使われていた家もありました。
誰でも長年住んでいた家が大きく傾けば、もうダメだと思い判断を誤まることがあります。

栄村はこの後雪融けを迎えるわけですが、その時に改めて被災の状況を見て取り壊しを考える人が出てくると思います。傾いていても、折れた柱を取り替えるく らいで直ること、そして、家を新築すると新たな固定資産税がかかることなどを、ぜひ今回の被災者の方々にお伝えください。

そしてもう一つ。たとえ壊れた家であっても、室内に入るときは土足で入らないように。必ずスリッパか、危険ならば室内用のズックなどに履き替えて入るようにしないと、家に対する愛着が見る見るうちに薄れてくることは、いままでの経験から指摘する人が多い点です。」

 震災復興体験者の非常に貴重なアドバイスです。伊坂さんとは、この後、何回かメールのやりとりをさせていただきました。
 こういうアドバイスをどんどんお寄せいただけますよう、お願いいたします。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事