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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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栄村復興への歩みNo.94 (通算第128号) 11月2日

大きな第一歩を踏み出せました
〜古道を歩くむらたび〜



大峠の頂上(志久見)から古道を歩き始める旅人たち

 10月30日、「紅葉の古道を歩くむらたび」が54名の旅人の参加をえて、行なわれました。
 当日はあいにくの小雨模様でしたが、旅人のみなさんは小滝のガイド6名の案内を受けながら、志久見の畦道、山の中の古道、そして千曲川沿いの古道をさまざまな景色を楽しみながら、約2時間半かけて歩きました。また、お昼は小滝の古民家(屋号「隣り」)で、小滝のかあちゃん手づくりの「むらのごっつお」を堪能されました。「隣り」所蔵の膳、椀に栗おこわや汁、煮物などを盛っての昼食です。昼食後は、集落内を巡り、観音様、十二社などを見学、さらに唐箕を使っての籾米の選別作業の体験もしました。

 今回の“むらたび”は「集落丸ごと資源」という考え方での集落復興・再生の試みとして計画されたもの。旅人からの評価は非常に高いようです。震災復興‐山村集落の再生へ、大きな第一歩が踏み出せたと思います。


お膳に盛られたごっつぉ

 震災の重圧はこれから村民一人ひとりにずっしりのしかかってきます。それだけに、震災の厳しい現実をしっかり見据えながら、同時に、今回の“むらたび”のようなチャレンジに果敢に挑み、震災をはねかえし、栄村の復興‐再生を実現していこうではありませんか。(*古道のコース地図を本レポートに添付しています)


内池館(うちいけのやかた)跡から出発し、古道にむけて志久見の畦道を進む旅人たち
(写真後方に車が見えるところが内池館跡)
*内池館は、中世から戦国期にかけて、志久見郷(現在の栄村の西部・東部地区、野沢温泉村のかなりの部分)を領有した市河氏の本拠地があったところ。

 
奈免沢川を渡る
奈免沢(なめざわ)川のこの地点の上流では2ヶ所、下流で1ヶ所、山が崩れ、川に多くの土砂が流れ込んでいます。(本レポートNo.93参照)

 
絶景ポイントでカメラを向ける旅人たち


絶景ポイント近くからの眺め
(これまでに古道絶景ポイントとして紹介してきたのとは少し撮影地点を変えました)


小峠の杉林をぬけると、千曲川沿いの広葉樹の紅葉が姿を現す


木々の間から千曲川の急流の瀬が見える


「隣り」のお家での昼食会の全体像


旅人たち㈰
 

旅人たち㈪
栄村を初めて訪れた人、村生まれの人など
 

旅人たち㈫
震災ボランティアのご縁で来られた人たち

 
昼食会場となった「隣り」のお家


昼食後、観音様などを巡る


籾米の選別用具:唐箕(とうみ)を実際に使ってみる体験も
お子さんが手にしているハンドルを廻して風をつくり、藁屑や空籾などを飛ばして、籾米を選別します。

<旅人の感想から>
* 古道を歩くのも、村のおごっそうを頂くのもとても楽しくって、お友達の○○にも大変好評で、来年も参加できたらいいねー♪なんて言いながら帰ってきました。(県内女性から)

* 昨日は丸ごと栄村有り難う御座いました。お膳を見てかねさまの風習を、山道歩いて昔はその辺にあった山道、自分しか知らない秘密の場所、山菜やあけび、山葡萄を取りに行った場所など思い出しました。(村出身の女性から)

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