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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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栄村復興への歩みNo.87 (通算第121号) 10月12日

 今日で「地震から7ヶ月目」ということになりますが、こういう言い方をいつまでも続けるか、ちょっと疑問に感じるところもなくはないなと感じています。大事なことは、復旧・復興がどのように進んでいるのか、問題点や課題は何かをたえず明確にしていくことだと思います。
 そこで、今日はまず、9月以降に本格的に着手された道路などの復旧工事の現在の様子を写真で紹介します。


● 森集落の下水復旧工事
 村内で唯一、下水道がある森集落。いわゆる「農集」(農業集落排水処理施設)ですが、地震直後、仮復旧もなかなか進まず、森の人たちの避難所生活が長くなる原因となったものでした。
 その本復旧工事が国道117号線沿いの歩道で始まったのは、もう半月以上前のことだったように記憶しています。役場のすぐ近くから始まった工事は次第に飯山線をまたぐ陸橋の手前まで近づいていて、117号線沿い部分の工事はまもなく完了するようです。
 写真は工事現場の人にお願いして地中の下水管を撮影したものです。下の方に見える青い管がそれです。ずいぶん深いところにあります。



●
野田沢〜程久保の道路復旧は完了しました
 本レポートで野田沢・程久保の道路復旧工事が始まったとお伝えしたのは第78号(9月16日)でした。工期は9月30日までとされたいましたが、昨日現場に行ってみると、工事はすでに完了していて、震災後の村内では見ることがなかったきれいな道になっていました。次の写真をご覧ください。


昨日11日撮影のもの。


こちらは9月15日撮影のもので復旧工事の対象部分の端の箇所でアスファルトにカッターを入れた様子です。左の写真でアスファルトの色が濃くなっている部分の端がこのカッター線の箇所に当たります。


 野田沢から程久保に向かうところはきれいな舗装路がかなりの距離、続いています。

● 森、妹木、月岡、泉平

 上は森集落の国道117から共同住宅に入っていく道路。崩れた法面の復旧が進んでいます。この道路では、路肩が崩れている箇所の復旧も同時に進められています。
 
下は貝廻坂から妹(いもと)木(ぎ)に入るところ。まだアスファルトははられていませんが、クラックが入り、ガタガタになっていた道がきれいに均されています。完全復旧まであと一歩ですね。


 つぎは月岡集落です。まだ工事が始まったばかりですが(下写真)、月岡集落の道路復旧箇所はここと、もう1ヶ所の計2ヶ所。月岡は冬までの完了が間違いないようです。


 こちらの写真は泉平の集落入り口の路肩が崩れた地点の復旧工事です(6日撮影)。
 


●
百合居橋の復旧工事
 最近は夜間通行止めもなく、どういう工事が行なわれているのか、わかりにくいのですが、道路との接合部分の橋の下で作業が行なわれています。下の写真を見ると、作業台が橋から鎖で吊り下げられているようです。

【訂正】(10月14日)
現在はまた夜間通行止めになっています。お詫びし、訂正します。






●
滝見線

 滝見線(小滝と志久見を結ぶ村道)の法面が崩壊した箇所の復旧工事です(10日撮影)。
 この法面崩壊箇所は道の駅あたりからよく見えるところです。
 上写真の下方に見える石を積み上げている箇所を撮影したものが次の写真です。


● 中条川
 中条川の様子はしばらく見に行っていませんでしたが、10日午後、トマトの国の裏手から工事用仮設道路を歩いて「減勢工」工事(本レポート75号、9月9日参照)の現場を見てきました。

 黒い土嚢袋が積み上げられている様子は9月9日に確認したものですが、その手前(写真中央)に見える大きな円筒状のものが「減勢工」です。現在、この左手にもう1つ据え付けられていますが、今後、右側にもう1つ据え付けられるそうです。
 円筒状のものの中の様子は下の写真の通り。



現場の作業員の人に聞いたところ、コンクリートと現場の土砂(土石流で流れてきたもの)を混ぜたものを詰めているそうです。また、高さはもっと高くなり、下の写真の崖に杭が打たれている高さまで積み上げていくそうです。


 山崩れ現場の様子も見に行きたかったのですが、立入禁止のバリケードがあったので、後日、関係事務所の承諾をいただいて見に行きたいと考えています。


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