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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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「女性と若者」が第3のキーワード

 いま、東京の若い女性の間で栄村が注目されているそうです。震災がきっかけとなった動きです。

 村出身の女性のお話ですが、「私の周りの40代独身の女性が、すっごく栄村に興味をもっていて、ぜひ、行きたい、何かかかわりたいって言っています」とのこと。いわゆる「アラフォ」(=アラウンド・フォーティー)の人たちのことですが、この世代の女性の動向は日本の社会の動きを大きく左右する要因です。「アラサ」(アラウンド・サーティー。30歳前後)についてもほぼ同様のことがいえると思われます。

 ここで、「おっ! むらの嫁さん候補か」などと早とちりしないでください。結果としてそういうこともありえるでしょうが、そういう年代の若い女性が〈むら〉というものに惹かれているということが大事なのです。女性たちが栄村に惹かれる理由は、「東京が怖くて、暗くて、つまらなくなったから」ということだと当の女性たちは説明します。福島原発事故が1つの背景としてあります。さらに、私なりに推察すると、おカネはあっても殺伐としている大都会の暮らしへの行き詰まり感があるのではないでしょうか。

 こうした女性の中には、村への移住を考える人もあれば、「2地点居住」のような形で栄村を第二の故郷として頻繁に訪れたいという人もいるでしょう。

 私は、この人たちに媚びたりする必要はないと思いますが、やはり、若い女性がむらの中でゆったりとした時(とき)を過ごせる環境というものを創造する必要があると思います。ある女性は、「栄村にはせっかくいい温泉があるのに、女性が一人でフラッと来られる温泉がない」、「女性の目で栄村を点検しなければならない」と言っておられるそうです。近く、この方が村にお出でになりますので、ご意見を伺いたいと思っています。

 「女性と若者」ということでは、しばしば課題として取り上げられる若者の雇用という問題を打開しなければなりませんが、その問題の解決への鍵もひょっとするとこのような若い女性の声に耳を傾けることの中に隠されているのかもしれません。
 
 以上に述べてきたことはあくまでも私の私見に過ぎません。議論の1つのきっかけになればと思って提起した次第です。
 来週18日(土)午後6〜9時の「復興ビジョン懇談会」で是非、議論しましょう。

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