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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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集落資源を〈仕事と所得〉にどう結びつけるか

  「集落が丸ごと資源」であることがある程度納得できたとして、それを活かすにはどう
したらよいのか。それが次の大きな課題です。

 外からやって来る人は一人では、集落の中を巡ることができません。また、知らない人に集落の中を勝手に動き回られるのはあまり気持ちのいいものではありません。案内役(ガイド)が必要です。
 しかし、集落の案内も1 回だけであれば無償ボランティアでやってもいいかもしれませんが、何回もとなれば、無償ボランティアでは続けられません。

 そこで、ガイドを有料とすれば、〈仕事〉となり、稼ぐことができるようになります。あるいは、古道の維持整備の作業も同様です。もちろん、かあちゃんが“ごっつぉ”をつくって提供する場合も同様です。11 頁の図(WEB更新注:次の記事)では“稼ぎ”になるものを四角で囲い、赤を塗って示しています。

 でも、本当にそんなことで〈仕事〉になり、〈稼ぎ〉になるのか? 滋賀県・琵琶湖の北西部に針江というところがありますが、ここはどの家でも伏流水が湧き出ていて、それを暮らしに使う“かばた”というものがあるのですが、この“かばた”と集落の家並みを大阪などから見学に来る人がたくさんいて、ガイド料だけで年間1 千万円ほどの収入をあげています。針江でできることが小滝−栄村でできないわけがありません。


かばた

 1 頁の図の左上に、「株式会社小滝」というものが出ています。これはまだアイディア段階のものですが、「集落丸ごと資源」を活かして“仕事と稼ぎ”を生み出すための仕組みです。「会社」ですから資本金が必要ですが、むらの外の人たちからもたとえば「1 口1 万円」の出資をしていただいて設立しようという考えです。十分に実現性のあるアイディアだと考えています。

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