田んぼの状況
- 農業再建問題
- 2011.06.08 Wednesday
田植えが、例年よりは遅いものの、相当進んでいます。そういう中、いくつかの報告と提起をしておきたいと思います。
右の写真、震災前から栄村をご存じの方にはお馴染みの地点です。
野々海池からの水を運ぶ貝立水路が山をぬけて、城ヶ館−西山田に入る直前、滝になって落ちているところです。
6日(月)の朝5時から青倉の関係者が貝立水路の水路普請を行ない、無事、水が来ました。
早速、昨日あたり、田んぼに水を入れ始めましたが、どうやら、これが例年にはない大変な作業になっているようです。
この滝の直後、農道が崩落し、水路も壊れて仮パイプを通していますが、雪融け水の勢いが凄いので、水が運んでくる土砂やごみ(枝葉類)がパイプの入り口を詰まらせてしまい、城ヶ館−西山田に水が来ないのです。
関係者が何回も現場に足を運んで(農道崩落で車では行けないので相当の時間がかかる)、土砂やごみを取り除いてのですが、同じことの繰り返しが続き、結局、滝から落ちてくる水のかなりの部分をすぐ近くの崖下の横倉沢川に落とし、水の勢いをおとして仮パイプに入れるような措置をとったそうです。その結果、代掻き前に田んぼに水を入れるのに相当の時間がかかるようです。
とにもかくにも水が来るのは有り難いのですが、今年の田んぼ作業は相当に手間暇がかかるようです。

滝から落ちる水の多くは写真奥の崖下へ 板のところから道路下埋設の水路管へ

道路の下を通って農道沿いの水路へ 仮パイプの水路に入るところ
<代掻き段階で被害が判明したケース>

これは、田起こしを終え、水を入れて代掻きをしようとしたものの、写真手前の部分にはどうしても水がのらないという田んぼです。
聞くところによると、1週間、水を張り続けても、この手前の部分は水がのらないのです。
原因は田んぼの沈下だと思われます。
これに似たケースはかなり多く見られます。強引に田植えをされたところもありますが、果たして稲が育つか心配です。また、沈下した部分では畦が低くなっていますから、大雨時などに畦がぬける心配もあります。
写真の田んぼのように、田起こし‐代掻きまでやった段階で、修復工事が必要だと判明した場合について、村単事業などでの復旧工事が行なえるのかどうか、まだ定かではないようです。田起こし‐代掻きをやってしまっているので、「地震でどういう被害が生じていたか」をもはや確認する術がないため、通常では災害復旧の対象にならないというのです。
その理屈はわかりますが、行政が放置することはあってはならないと思います。
たしかに耕作者本人が被害状況を十分に確かめなかったという落ち度はあるでしょうが、沈下についてはなかなかわかりにくい、あるいはクラックなども初めての震災経験なので細いクラックなどは見逃したという問題があります。個人の自己責任だけに解消できるものではないと思います。
こういう点も、田んぼ復旧・復興において、しっかりと考え、対策していかなければならないと思います。
(了)
右の写真、震災前から栄村をご存じの方にはお馴染みの地点です。野々海池からの水を運ぶ貝立水路が山をぬけて、城ヶ館−西山田に入る直前、滝になって落ちているところです。
6日(月)の朝5時から青倉の関係者が貝立水路の水路普請を行ない、無事、水が来ました。
早速、昨日あたり、田んぼに水を入れ始めましたが、どうやら、これが例年にはない大変な作業になっているようです。
この滝の直後、農道が崩落し、水路も壊れて仮パイプを通していますが、雪融け水の勢いが凄いので、水が運んでくる土砂やごみ(枝葉類)がパイプの入り口を詰まらせてしまい、城ヶ館−西山田に水が来ないのです。
関係者が何回も現場に足を運んで(農道崩落で車では行けないので相当の時間がかかる)、土砂やごみを取り除いてのですが、同じことの繰り返しが続き、結局、滝から落ちてくる水のかなりの部分をすぐ近くの崖下の横倉沢川に落とし、水の勢いをおとして仮パイプに入れるような措置をとったそうです。その結果、代掻き前に田んぼに水を入れるのに相当の時間がかかるようです。
とにもかくにも水が来るのは有り難いのですが、今年の田んぼ作業は相当に手間暇がかかるようです。

滝から落ちる水の多くは写真奥の崖下へ 板のところから道路下埋設の水路管へ

道路の下を通って農道沿いの水路へ 仮パイプの水路に入るところ
<代掻き段階で被害が判明したケース>

これは、田起こしを終え、水を入れて代掻きをしようとしたものの、写真手前の部分にはどうしても水がのらないという田んぼです。
聞くところによると、1週間、水を張り続けても、この手前の部分は水がのらないのです。
原因は田んぼの沈下だと思われます。
これに似たケースはかなり多く見られます。強引に田植えをされたところもありますが、果たして稲が育つか心配です。また、沈下した部分では畦が低くなっていますから、大雨時などに畦がぬける心配もあります。
写真の田んぼのように、田起こし‐代掻きまでやった段階で、修復工事が必要だと判明した場合について、村単事業などでの復旧工事が行なえるのかどうか、まだ定かではないようです。田起こし‐代掻きをやってしまっているので、「地震でどういう被害が生じていたか」をもはや確認する術がないため、通常では災害復旧の対象にならないというのです。
その理屈はわかりますが、行政が放置することはあってはならないと思います。
たしかに耕作者本人が被害状況を十分に確かめなかったという落ち度はあるでしょうが、沈下についてはなかなかわかりにくい、あるいはクラックなども初めての震災経験なので細いクラックなどは見逃したという問題があります。個人の自己責任だけに解消できるものではないと思います。
こういう点も、田んぼ復旧・復興において、しっかりと考え、対策していかなければならないと思います。
(了)



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むらたびは、体験イベントを通して栄村の〈むららしい暮らし〉や自然を満喫し、栄村の復興に繋げる新しい旅です。






