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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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縦割りを排し、関係部署間で調整し、住民の困難を取り除く対応を

 住民が困っている問題があれば、「それはうちの管轄ではない」と言うような紋切り型・縦割り行政ではなく、職員間で連絡・調整し合い、住民には一つの窓口できちんと答えること、それが可能となる役場内での復興支援策についての十分な研究・相互間連絡・調整を行なってほしいと思います。
 いくつか具体例をあげてみます。

A.「飯山市の雇用促進住宅に仮入居している。子ども村の小学校への通学が大変だ。早く村内の仮設住宅への入居を決めてほしい。」という住民要望
↑
イ. 役場では、「通学問題は教育委員会、仮設住宅は住宅復興係」と縦割りにするのではなく、住民の訴えを聞いた段階で、関係部署が集まり、政策・方針の調整を行なう。
ロ. 「仮設住宅の入居申込をしてください。その後、村で入居者を選考します」という対応ではなく、
ハ. 「子どもが村外から遠距離・長時間の通学をしなければならない仮住居に住まう世帯は必ず仮設住宅への入居を保証する」という判断を、最終的には村長の決裁を得ることを含めて、早急に行ない、住民の不安を解消する。
ニ. 住民を5月16日の入居決定通知まで不安な状態のままに放置しない。


B.自営業者の営業再開
現状は、県の資金融資施策があるが、村は役場としての独自施策は示していない。
↑
イ. 個々の自営業はたしかに個々の経営者が自らの責任で復興策を考え、実行することが必要だが、
ロ. 村の各種自営業が村の産業と暮らしを成り立たせる不可欠の要素であるという認識を行政(役場)が明確に示し、村の自営業復興施策をさまざまな面から提起する、
ハ. 商工会まかせではなく、行政自ら相談にのる、激励する等々の積極的で、心が通い合う対応をする。

 これはほんの一例です。
 こうした対応を行なっていくうえで、小さな役場として手に余るところがあれば、専門家アドバイザーの応援を受け入れる等して、復興の過程で役場の行政能力を飛躍的に高めていくという意気込みで臨むことが必要だと思います。