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栄村ネットワーク
長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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若者が集落で暮らせるために必要な2つのこと

 「3・12」の上記の経験と教訓からは、若者が栄村に住んでいればいいというのではなく、集落の中で暮らしていることが大事だということがわかります。
 若者が集落で暮らせるようにするために何が必要か。2つのことが求められます。
 第1は、集落に若者用の住宅を確保することです。
 4日の委員会で私はつぎのように発言しました。
「村の若者が結婚した場合、親と同居すべきだという考えもあるが、若者夫婦が独自の住居に住むことを「良し」とすべきだ。だから、若者が入れる村営住宅をつくるべきだ」
 若者夫婦の親との別居に対しては異論のある人もおられるかと思いますが、私はご本人たちの意思を尊重すべきだという考えです。若者が暮らしやすい村にしていくために、是非、多くの方のご賛同を得たいと思っています。

 ここで、とても残念なことを1つと、非常に嬉しいニュース2つ、お伝えします。
 1つは、ある集落に定住して就農しようという若者が復興村営住宅への入居を希望していたところ、いったんは村に認めてもらえたのに、その後一転して、拒否されたという悲しい話です。詳しいことは書きませんが、本当に残念です。
 2つは、ある若者家族が現在の村営住宅を出て、出身集落に新居を建てようとしているという話です。本当に嬉しい話です。でも、建設費用が大変です。建設費用の公的援助等は無理ですが、その若者が収入を増やすことができるよう、色んな工夫をしていくことが必要だと思います。
 3つは、村外の若者が夫婦で栄村に移住し、しかも村の新しい産業興(おこ)しに取り組もうとしているという話です。これほど、栄村の復興にとって勇気づけられる話はありません。
 
 さて、第2は、集落で暮らそうという若者が稼げる仕事が必要だということです。
 ある委員から、「田んぼを1haやっても食っていけない」というご指摘がありました。現実はその通りです。
 そこで、復興計画では、
方針2 農業を軸に資源を活かした新たな産業振興
を提案しています。
 これについて、今日は詳しくは書けませんが、本レポートの前号で「新しい産業を創ろう」と題して書いたことは、この「方針2」の具体化の提案なのです。また、上で紹介した近く移住される若者夫婦はまさにこの新しい産業づくりに取り組もうとされているのです。
 もちろん、新しい産業をつくるだけではありません。既存の村の企業などが今後も活躍できる条件の整備等を追求していかねばなりません。

 以上にご報告したことは、4日の会議の内容のほんの一部です。4時間もかけた会議ですので、内容はとても充実しています。私もさらに報告レポートをしていきたいと思いますが、役場のホームページに掲載される議事録や会議資料も是非、ご覧ください。
 また、近いうちに、委員会で議論されている計画案に対して、村民が自由に発言できる場も設ける方向で検討されています。また、その際は、とくに若者・女性だけで議論できる機会も設ける方向です。
 みなさま、是非、議論の輪にご参加ください。

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