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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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* 発災直後の避難についての検証を

――防災計画のしっかりした確立のために

 被害状況の調査とも関連しますが、1年前の3月12日、地震発生直後、私たちはどのように行動したのか、行動できなかったのかを検証する作業が必要だと思います。
 最近、ある人と話すと、「飛び起きて、家の外に飛び出したよ。ほんと、怖かったよ」と言われます。私自身はじつは揺れが収まるまでフトンの中にいました。激しい揺れだとは思っていたのですが、こんなにひどい被害だと気づいたのは揺れが収まり、電灯をつけてからです。同じ建物でも場所によって、地盤の強さ・弱さによるのか、揺れや被害が違います。

* その時、どう行動したか、行動できなかったか
 被害が異なれば、自力で安全に避難行動に移れたか、それとも他者による救援が必要であったか、避難行動にも違いが生まれます。
「玄関が開けられなくなっていて、脱出に手間取った」
「2階で寝ていたが、階段が落ちて、2階の窓から飛び降りた」
「一人では動けず、消防団のわけしょが来てくれて避難できた」
 こういうことをきちんと記録に残し、安全な避難のあり方について防災指針を検討することが必要です。
 また、家から出た後の避難行動についても、よく検証する必要があります。
 今回、記録写真展のためにさまざまな人から記録写真を提供していただきました。それを見ると、いろんなことが見えてきます。

* 集落内の道路の様子は?
 小滝集落の人から、集落のみなさんが共同車庫に避難している様子を撮影した写真を提供していただきましたが、撮影時刻は12:26。ヘリが来て避難する様子も撮影されていますが、その時刻は14:49。昼前にはすでに役場への避難が完了していた森や青倉とは随分と様子が異なります。


 また、泉平と野田沢の人からは集落内道路の様子を撮影した写真を提供していただきました。
 それによれば、雪崩で道路が埋まり、当初は人が歩行するのも困難であったことがわかります。

 こういう事態にどう対処すべきか、よく考えなければなりません。集落内の道路幅を広げるというのも1つの方法でしょう。でも、家を簡単に動かすことはできませんので、この方法には限界があります。
 そうすると、道路の雪の壁を、平素からできるだけ低くしておくことが考えられます。大雪の時は道路除雪で精一杯でしょうが、降雪のない日に雪の壁を削り、排雪する作業を地道に行う。豪雪地の地震防災対策として、そういうことも検討する必要があると思います。
 
 この他、避難所生活がどうであったかも検証していかなければならないと思います。

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