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長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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豪雪が強いるおカネの負担


 屋根の雪下ろし、家周りの除雪など、豪雪は労力の面で人びとに過重な負担を強いますが、同時に無視できないのがおカネの負担です。
 自営業で大きな建物を維持している人は雪下ろしを頼まなければならず、雪下ろし経費が大変な金額になります。「冬の間の稼ぎは除雪費に消える」と言います。
 また、屋根を融雪にしている世帯は灯油代が膨大にかかります。
 青倉で、震災でダメになった自宅を再建し、高齢であることから融雪屋根にされた桜沢清枝さんを2日、ご自宅に訪ねました。


上の写真が清枝さんのお宅です。コンテナハウスを基に、屋根などをつけたお家で、以前、このレポートで紹介したことがあります。屋根の雪はしっかり融けています。家周りは近所の方の助けも借りながら、清枝さんご自身も除雪されています。
 清枝さんに融雪用の灯油代を尋ねました。すると、灯油をタンクに入れてもらうたびに発行される納品書の束を見せて下さいました。下の写真はその一部です。大雪になった1月14日に274ℓで25,208円、1月末の大雪では26日、101ℓで9,595円、28日、149ℓで14,155円、31日、164ℓで15,500円。この4回だけでも合計64,458円にもなります。
 しかも、注意してみると、14日には1ℓ92円だったものが、下旬には95円に値上がりしています。
 この分でいくと、今冬の除雪用灯油代だけで20万円前後の出費になるのではないかと思われます。大変な経済的負担です。しかも、すでに自宅の再建で大変な出費をされているわけですから、除雪費用に対する何らかの支援が必要です。
 震災復興支援に雪害対策支援の視点を導入する必要性はもとより、そもそも、雪害というものについて国等がどのような対策をとるべきか、機会を改めて議論したいと思います。


<融雪屋根について>
 栄村ネットワーク理事長の樋口利行さんのお家も融雪屋根。昨日、初めて屋根に上って、見てきたのですが、今日、もう一度屋根に上って撮影してきました。ご覧ください。

写真イ
 写真イは灯油タンク(左)と融雪用に水を温める装置(右)。写真に見えるハシゴで屋根に上れる。


写真ロ
写真ロは温水を屋根に運ぶパイプ(1階屋根部分)。


写真ハ
そして、写真ハが2階の屋根に張り巡らされた温水パイプ。触ってみると、温かった。


 2階の屋根まで上るのはちょっと怖かったですが、屋根からの眺めは素晴らしいものでした。

小滝の民家の屋根から関田山脈方向を眺める

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