暮らしやすい村にするために
- 復興ビジョン
- 2011.06.08 Wednesday

5月14日の「栄村の復興を考える会」で「これからの栄村の復興のイメージ」をめぐって「みんなが地震や雪の心配のない住宅に安心して住めるようにする」というものがありました。
そして、最近、「私の家は入る道が畔道しかないので、冬は除雪が大変だ。道直しなどはできないものだろうか」というご相談を受けました。
上の写真は、青倉の「あんぼの家」(個人の家ですが、郷土食「あんぼ」づくりのワークショップなどをやっているところです)の周辺を撮影したものです。
写真中央に道路が見えます。その先に軽トラが停まっていますが、そこは村道です。冬の期間、ちょうど軽トラが停まっている地点までは除雪車がやって来ます。しかし、そこ
から写真左に写っている「あんぼの家」までは除雪車が来ません。
道端に桜の木が1本たっていますが、そこに川が流れていて、橋がかかっています。その橋の手前までは圧雪作業のみが行なわれ、さらに橋から家までは住人が「かんじき」を履いて道踏みをして道をつけます。「入る道は畦道しかない」と言っておられた方のお家も同様の状況だと思われます。次の写真は、冬の「あんぼの家」を逆方向から撮影したものです(2009年2月)。

「あんぼの家」は写真右側に白い屋根だけが見えます。先の写真に写っていた道は、この写真では写真左下から右斜め上のかけて、少し雪が低くなった部分として写っています。
この「あんぼの家」のように、集落のはずれに1軒だけポツンとたっている、あるいは家に至る道が村道から離れていて、しかも細い。そういうケースの場合、道路除雪機械(タイヤドーザー、ロータリー)による除雪がなく、先に紹介したように住人による「道踏み」が必要になります。住人が高齢者の場合、雪害救助対策の一環として「道踏み支援」の制度がありますが、やはり住人にとっては不自由なものです。
栄村は、前村長・高橋彦芳氏が提唱された実践的住民自治による「道直し」事業が全村的に行なわれ、集落内道路のほとんどが除雪機械が入れる道路に整備され、除雪対策が大いに進んだという輝かしい実績を有しています。
しかし、よく調べてみると、「あんぼの家」のようなケースが少なからずあるようです。そして、こういうケースに対処する新たな「道直し」が必要だと私は考えます。
もとより、それを「震災復興」だとはいいませんが、先の村民の意見にもあったように、「地震や雪の心配のない住宅に安心して住めるようにする」ことが復興をつうじた村づくりの方向性として是非とも必要なのであり、復興ビジョン−復興計画の中で積極的に検討していくべきだと思います。
大学生のみなさんの協力などを得て、一度、きちんとした調査をやってみたいと思います。



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