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栄村ネットワーク
長野県栄村で活動するNPO法人です。被害や復興の状況を、理事である松尾真のレポートを元に更新していきます。

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フジTVの報道に早速の反響

 昨日のレポートで触れたとおり、今夕6時15分からフジTVで栄村の震災についての特集が放映されました。残念ながら、今回は首都圏限定だったようですが、取材関係者のお話では「長野エリアでも後日放映される」とのことでした。

 放映直後、東京の知人から「放送されたよ」という電話をもらったのですが、18時50分、18時59分とたてつづけにメールが入ってきました。1件目は「青倉公民館再建基金の件」、2件目は「公民館にニュースを見て」という件名のものです。さらに、19時55分に「4月1日のフジテレビ見ました」というメールが入ってきました。
 メールに記されていた内容を少し紹介させていただきます。

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スキーなどの様々な人のつながりで長野県の友人が多く、今テレビでは東北の被災地ばかり(こちらもとっても大変ですが…)の報道の中、長野市の友人がポロっと栄村もホントひどいんだよ…とこぼしたのを聞いて、色々ボランティアなどできないかと探していてここにたどり着きました。
 実生活で公民館のかかわりというのは薄いのですが、5〜6年前長野の友人宅へ泊めてもらったときに、そのお宅のおばちゃん、おじちゃんがよく行くのを見て身近なものなんだなぁとびっくりした思いがあります。(他の地区ですが…)
 色々な義援金がある中、あまりに被害が広域で大きすぎるため、実際募金はしてもいつどういう形で被災者の為に使われるのかが見えないのがちょっと疑問に思うところでした。それでも重要だと思うのですが。
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私は新潟県上越市の出身です。野沢温泉には子供の頃良く遊びに行きました。
栄村の存在はあまり存じませんでしたが、とても美しいところと知りました。
早く雪が溶けて復興が順調に始まることを祈っております。
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栄村さんも大変でしたね、先ほど公民館の義援金口座とメールアドレスを探せたので、メールです。
母の願いでして、今出来る限りの費用ですが、明日にでも振り込ませて頂くつもりにいます。皆さんの大事な公民館の建て直しに少しでもお役にたちたくて。
お金の使い道がハッキリ分かっているのはとてもいいです!
姉が新潟に嫁さんに行ってます。中越地震の時、県や市に義援金の使い道を見せてと、お願いしてもだめだったそうです。事情もありましょうが、明確な使い道ですと、単純な私はそれならと思います。
長野のりんごが大好きです。
どうぞ、お忙しくお疲れでしょうが、お身体大切になさって下さいね。お名前も、お顔も存じ上げませんが、人生の大先輩がたと笑いあえる日がきますよう願っています。
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 いずれもお心の温かさが伝わってくる素晴らしいメッセージです。
 これらのメッセージから、私は2つのことを読み込みました。

<“にほんの里の復興”というキャッチフレーズ>
 1つは、みなさん、「ふるさと」を思う心、華やかな都会ではない「僻地」の山村をおもう心をお持ちになっているということです。ここには、今回の東日本全域を襲った地震被害であきらかになった現代文明社会の行きづまりをのりこえていくとっかりがあるのではないかと思います。その意味で、栄村の復興は「にほんの里の復興」ということをキャッチフレーズにしていくべきだと思っています。

<義捐金をめぐって>
 2つは、義捐金についてです。
 先日も一度、言及したかと思いますが、義捐金の行方について疑問を持たれ、義捐金を拠出することについて躊躇されている方が思った以上に多いことにある種驚いています。

 義捐金の使途について考え抜くこと、使途を事後公開することの2点が重要だと思います。中越大震災の教訓としては、依然として「個人私有財産としての家屋の修復・再建に公的資金は投入しない」という国の復興支援策の限界を埋めるものとして義捐金が重要な役割を果たしたということがあります。しかし、そのことが栄村も含めて各自治体で理解されているかといえば、心許ない状況があります。

 よく言われることに、「義捐金を出す以外に自分になにかできないか」ということがあります。そのお気持ちは有り難いものです。そして、言われようとしていることもよくわかります。

 そのうえで、私は目的・使途を明確にした義捐金・基金の重要性を改めて強調させていただきたいと思います。ストレートに言えば、500〜1,000万円×50〜100件=2億5千万〜10億円の住宅復興基金があれば、少なくとも住宅をめぐる不安、とくに高齢者の不安は大きく取り除くことができます。お一人1万円として2万5千人から10万人です。お一人が月千円を10カ月拠出して下されば可能です。あくまでも数字上の計算ですが。

 もちろん、「何かを手伝いたい」というお気持ちは大事にしたいと思います。村の人たちへの支援と交流の機会を創るツアーとワンセットでの住宅復興基金へのご協力をいただくというようなことも構想してよいのかな、などとも思います。
 みなさんのご意見をお聞かせいただけると幸いです。

―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事