“にほんの里”を復興させよう!
- むらたび
- 2011.04.01 Friday

雪消えの頃の小滝集落を望む(09年撮影)
私自身の復興についての考えの提起をします。栄村は「にほんの里100選」に選ばれています。栄村は本当に“にほんの里”そのものだと私は思っています。
それは、端的には、栄村のあちこちに点在する集落の佇(たたず)まいに端的に現われています。が、里の景観はただ単なる景観にとどまるものではありません。そこで営まれている暮らしの内実がすばらしいものであるからこそ、素敵な景観も生まれ、維持されるのです。
先日、震災後のむらを見て廻られた知人から今日送られてきたメールの一節を紹介します。
「皆さんが生きてゆく、暮らしてゆくために発揮するエネルギーには、驚かされました。
車庫を独力で解体する70ん歳。
家を片付けつつ早速お茶飲みする、日常性のたくましさ。
本当は帰れるけど、高齢者ばかり避難所に残せないから一緒に泊まるよ、という精神も、都会ではあり得ないですね。
避難所を皆さんが清潔に使っておられるのにも、感心しました。」
これが“にほんの里”栄村というものです。
この“にほんの里”を地震で傷ついた姿から復興させ、より素晴らしいむらとして再興させていくこと、これが復興の基本方向ではないかと考えます。その基本は、集落を守り、高齢者が若者と共に安心して暮らせる集落の復興を図ることです。
具体的には、4つの柱を考えています。
1. 住宅復興のために、公的な支援制度の隙間、足らざるところを埋める、市民の知恵、技、そしてお金の支援を結集する
2. 田んぼと水路を修復し、山間地の農業を復興させるために、専門家の知恵とボランティア(結いのしょ)の力を結集する
3. 復興への取り組みを都市住民との共同作業とし、都市との交流、“むらたび”(むららしい暮らしを五感で体験する旅)を大いに発展させ、復興の力とする
4. 復興への取り組みを少しでも新しい雇用を村に創り出すものとする
今後、この4つの柱を中心に、むらの人たちの声を集め、色んな創意工夫をして、活発な復興活動を展開していきたいと思います。
―栄村ネットワーク関係者 現地からのメール記事



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