栄村復興への歩みNo.157 (通算第191号) 7月12日
- 復興ビジョン
- 2012.07.12 Thursday
10日の地震について
久々の揺れでしたね。しかも、余震が繰り返し続きました。最初の揺れの直後、TVの全国放送で「震度5弱 長野県北部」と流されたようで、それを見た人たちからすぐに「大丈夫ですか?」という電話やメールをいただきました。
私は当時、箕作にいて、体感として「震度3くらいかな」と思いました。「3月12日の地震でも被害が小さかった箕作にいるから震度3程度に感じるのかもしれない。青倉あたりはどうだろう?」と思い、何人かの知人に連絡をとったところ、「震度2くらいだ」と言われ、ひと安心しました。
その後、ネットで中野市や木島平村が震度5弱で、被害も出ているというニュースが入ってきましたので、「去年の4月12日の地震と同じで、栄村の南側が震源の地震だろう」と考えました。
●大久保などで激しい揺れ
翌11日、大久保、野田沢、程久保などへレポート配布に出かけたスタッフの山内拓也さんから、「大久保などは非常に激しい揺れだったそうです。『栄村は震度2』なんて、役場の震度計は狂っているんじゃないか」という怒りを含んだ声がたくさん聞かれたという報告を、夕刻になって聞きました。秋山も夕刻まで強い余震が続いたそうです。
昨年の4月12日の地震の後、極野の藤木八十治さんから「あれは極野裏山あたりが震源の地震ですね」というお話を聞いたことを思い出しました。
栄村は南北に広い村です。「村中心部」とされる役場周辺での震度だけで、村全体の状況を判断してはならないと思います。
また、村内に地震計をもったたくさん設置する必要があると痛感しました。1〜2ヶ月前にも秋山で随分大きな揺れを感じたのに、役場では感知できず、秋山の人たちが大きな不安を抱いたということがありました。
●公共施設の耐震調査の徹底と「専門家」のもっと真剣な調査・研究を
10日から11日にかけての報道などを見ると、学校、高齢者福祉施設など公共施設での壁の崩落、ガラスの破損などの被害が目立ちます。個人宅については被害状況の報告や把握が遅れているのかもしれませんが、公共施設での被害が目立ったことは注目すべきことです。
避難が必要になった時、避難所になるべきはずの施設だからです。昨年3月12日の栄村の状況を想起する必要があります。多くの集落で1次避難所に指定されていた公民館が真っ先に甚大な被害を受け、避難所として使えなかったのです。
11日夕刻のTVニュースでは「地元のスーパーで防災グッズの販売が緊急に開始された」と報道されていましたが、地震への対応についての焦点としてはややズレがあると思います。
栄村の「震災復興計画(骨子)」でも真っ先に掲げているように、「安全環境の確保」葉が第一で、耐震力がある安全な1次避難場所(公民館等)の確保、そこへの避難ルートの確保に全力をそそぐことが必要です。
また、たまたま地震前々日の8日に開催された信州大学山岳科学総合研究所の「災害調査報告会」を傍聴しましたが、その内容にはがっかりでした。複数の村民の方からも同様の感想をお聞きしています。
その日の報告者の一部の人が11日の「信毎」でもコメントを話していますが、はっきり言って彼らの調査なるものは表面的で、地元の人から少しでも話を聞けば、当然、調査すべき地点として浮かび上がってくる場所の調査などを行っていません。彼らが11日の地震をめぐって、もっと地元に密着した調査・研究に転換するのかどうか、私は注目しています。
以上、10日の地震についての報告と私が思うところの関心事項です。



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