「お月見猫王様の不思議な銘茶館」神戸元町カフェレストラン 絵本挿絵、グッズデザイン、看板、店内意匠

時計うさぎの水彩イラスト 絵本の挿絵 メルヘンタッチ 神戸元町 お月見猫王様不思議な銘茶感
制作期間
4ヶ月
使用画材
水彩
サイズ
絵本(ハードカバー)115mm×210mm

お月見猫王様の不思議な銘茶館とは

2005年、神戸の元町、海岸通にオープン。

絵本をコンセプトにしたカフェレストランです。

 

店内のいたるところに、絵本の世界観とリンクしたインテリアやグッズが散りばめられています。

 

訪れたお客様をワクワクさせる仕掛けが満載の、お茶好き・猫好きさんにはたまらないカフェ。

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

ウェイトレスさんの衣装もとても可愛らしいこととから、メイド喫茶ファンの間で話題になりました。

 

当時、絵本の世界風・正統派メイド喫茶という位置づけだったようです。

 

異国情緒あふれる神戸・元町の閑静な街並に立地していたこともあり、メイド喫茶がお好きな方以外にも、女性やビジネスマンのお客様が多く見られました。

絵本の挿絵と物語。

お顔のついたお月さまのイラスト 絵本の挿絵 メルヘンタッチ 神戸元町 お月見猫王様不思議な銘茶感

物語は、銘茶館のオーナーによるオリジナルストーリー。

 

オーナー様は物語の作者件、お店の総合デザイナー。

 

そのためあって、徹底したコンセプトへのこだわりが、お店の細部に宿り、世界観にどっぷり浸れる店作りが魅力です。

 

茶器、食器、コンセントカバー、手洗いのディスペンサー…

 

とにかく店内のいたるところに、物語と同じデザインの猫やお月様が登場します。

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

また、伝票台は絵本になっていて、注文をすると1冊テーブルまで持ってきてもらえます。

 

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

お茶やお菓子を楽しみながら、物語の世界を味わえるの不思議なカフェです。

 

お月見猫王様の不思議な銘茶館はどんな物語?

物語は、ある日主人公がふらりと訪れた一風変わった店名の銘茶館に立ち寄るところから始まります。

 

シャンデリアの灯りが美しい、アンティークでちょっと不思議な、猫の銘茶館。

 

店内には、王冠をつけた猫の王様の肖像画がかざってあります。

 

猫のイラスト 肖像画 アクリル画 絵本の挿絵 メルヘンタッチ 神戸元町 お月見猫王様不思議な銘茶感

 

肖像画の横には大きな柱時計。

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

柱時計の向こうに見えるお城の景色に、ふと誘われて主人公は不思議な世界に迷い込みます。

 

そのお城は、お月見猫王様のお城。

 

お月見猫王様はとっても美食家。

 

お城のてっぺんにかかる雲は、まるで綿飴のよう。

 

夜空から落ちてくる流れ星は金平糖のように美味しかったので、お月さまもたいそう美味しいに違いない…と猫王様は考えます。

 

ずっとお月さまを眺めるようになったので、いつしか「お月見猫王様」と呼ばれるようになりました。

 

お月さまを食べる時にあうお茶を、日々思索しています。

 

そこでうまれたのが、この「お月見猫王様の不思議な銘茶館」。

 

時計うさぎの水彩イラスト 絵本の挿絵 メルヘンタッチ 神戸元町 お月見猫王様不思議な銘茶感

 

時間にうるさい時計ウサギを側近において、お月さまの現れる時間や方角を、日々研究しています。

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

 

猫のメイドと王様の水彩イラスト 絵本の挿絵 メルヘンタッチ 神戸元町 お月見猫王様不思議な銘茶感

猫王様とのお茶会のひと時を過ごした主人公は、元いたカフェのテーブルで目を覚まします。

 

そしていつもの帰り道をお月さまをゆっくり見上げながら家路につきます。

 

そういえば忙しい毎日の中、月をのんびり眺める事もしなくなっていた…。

 

何か大切なものを思い出すような、

 

ちょっぴり奇妙で、最後にはほんわりと胸があたたかくなるストーリー。

 

 

バンプレストからフィギアとして発売

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

お店がオープンした翌年には、おもちゃメーカーのバンプレストから、「メイドカフェコレクション~東西編~」としてフィフギアも発売されました。

 

 

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

実際にお店のウエイトレスさんがリボンにつけている胸の金細工のブローチまで、精巧に再現されています。

 

ちなみに、こちらが猫王様のブローチです。

 

本物の天然石キャッツ・アイ(猫目石)があしらわれたデザイン。

 

ブローチの宝石に光をあてると、猫の瞳のように縦に光が煌めきます。

 

このブローチのデザインも担当しました。制作は造形作家さんによるものです。

 

絵本の挿絵に登場する猫王様も、オッド・アイの猫。

 

左右で青と翠と目の色が違います。

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

お店のコースターをイメージした台座が付ついてます。

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

フィギアは、全7種+シークレット1種ですが、知る人ぞ知る?カフェということで、シークレットとして、登場しています。

 

現在、お店は閉店し、フィギアも生産終了しているので、持っている方はレアかもしれません。

 

 

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

絵本と比較。スカートのレース、襟、パフスリーブの折返しの袖の切り込み、クラシカルな黒靴…。

 

物語のウエイトレスさんが繊細に再現されています。

お月見猫王様の限定グッズ

絵本はもちろん、ポストカードや、物語に出てくる金平糖、ロゴ入りの茶缶や食器等多数のグッズが販売されました。

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

 

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

お月見猫王様の食器

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

スイーツやお料理を完食すると、絵本の世界に登場するお月さまが、顔を現します。

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

月を掲げる猫があしらわれた、カフェオレボウル

 

神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

 

黒猫をモチーフにした星型の豆皿と金平糖のシュガーポット 神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

コーヒーやお茶を注文すると、星型の豆皿にクッキーがサービスで添えられていました。

 

イラストレーター人生の出発となったお仕事

私にとって「お月見猫王様の不思議な銘茶館」は、はじめてのお仕事でした。

 

デビュー仕事にもかかわらず、立体デザイン、ロゴ制作、イメージ制作、絵本挿絵…本当にたくさんの新鮮な経験をさせていただきました。

 

イラストレーターとしての、楽しさ、責任感、難しさ、やりがい…絵の仕事の魅力を深く体感させていただいたのを覚えています。

 

お店がオープンする直前は、緊張で胸がドキドキして、布団に入ってからも2~3時間眠れませんでした。

 

このお仕事がすべてのはじまりで、かれこれ10年以上イラストレーターとして仕事を続けたれています。

 

モノクロ線画 作画工程 神戸元町のカフェレストラン/お月見猫王様の不思議な銘茶

 

お月見猫王様の絵本の最後のページには、こう綴られています。

 

「ポケットの穴から落とした夢を、もう一度見つけられますように」

 

このお月見猫王様は、現在閉店しています。

 

もうお店にいけないのは残念ですが、時々、私に大切な何かを思い出させてくれる。

 

夢がいっぱいあって、幻想的で不思議で、ワクワクするこどものような気持ち…

 

それは、これから作品作りを考えるときも、原点となる気持ちです。

 

10年前の自分にとっても、今の自分にとっても、大切な作品です。

いぬいさえこのイラストレーション

小さな生きものイラストレーター いぬいさえこ
小さな生きものイラストレーター いぬいさえこ
リス・野ネズミ、こども・繊細なものを描いています。ものごとを掘り下げて考える過程が好き。大学では環境問題や文化を研究。

コンセプトから立ち上げるものづくりが得意です。防犯・教育・環境など、社会とつながるデザインの仕事に多く携わってきました。

正論だけじゃ、人は動けない、解決しない。
どんな課題も、スプーン一杯の遊び心で、笑顔に変わる。
アートにはそんな魔法の力があると信じています。

仕事実績 /レーベル
大阪市 堺市 大阪府警察 東京大学 大阪府立大学 滋賀県知事 日本学術会議 日本損害保険協会 ポニーキャニオン 宝くじ

新聞掲載一覧/ 作品掲載・インタビューなど
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