理想の将来像を考える【クリエイター×情報発信】

星と夜空の幻想的な絵 イラスト

こんにちは、大阪のフリーランス イラストレーターいぬいさえこです。

 

「どんな○○になりたいか」

 

最近、考える事はありますか?

 

子供の頃は将来の仕事についてよく考えたけど、忙しくてここ最近は考えられてない…という方も多いのではないでしょうか。

 

私もそのタイプで、絵描きになって10年以上たってから考えるようになりました。

 

 

そもそも自分が何をやりたいのか。

 

 

ここが明確で無いと何を発信すればいいのかもわからないし、サイトや運営のコンセプトもブレブレになります。

 

1年間、理想のイラストレーター像に向き合ってきて、やっと明確になってきました。

 

情報発信の方向性がクリアになっただけではなく、仕事の方でも成果がでてきたので、オススメです。

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理想のイラストレーター像って?

10年過ぎて再び考えるようになったのは、こどもの頃夢だったの絵の仕事で倒れたのがきっかけでした。

 

深夜までの修正、取引先も忙しくて連絡がとれない状況、迫る締切…

 

複数の案件でスケジュールを管理する難しさや、締切は落とせない責任感もあり、当時の私はいつも焦燥感と不安にかられていました。

 

土日や夜中にも仕事をして、家族との時間も思うほどとれているといえない状況。

 

「絵を描いて生活する人になる」という子供の頃の夢は叶えた。

 

絵で生活はできてる。

 

でもこんなに忙しすぎる毎日が、私の理想だったのかな?

致命的なのが、絵のなんでもやさん

一体私は、なんでこんなに忙しいのか。

 

布団の中でグルグル考えてみて、一番致命的な事が手軽な絵の便利屋さん状態でした。

 

・24時間・土日や深夜の修正もOK

・安くします

・いろんなタッチで描けます

 

早い・安い・なんでも描ける

 

でも、ハタと気づいたんです。

 

これは私がお客さまに提供できる価値のオプションであって、本質じゃないのかも?

 

絵の仕事の本質って何?

逆に、絵の仕事の本質を考えてみました。

 

お客様は私の仕事に何を求めて、お金を払ってくれているのか。

 

それは結局のところ「絵が生みだすいい変化」なのだと気づきました。

 

たとえば、いい変化とはこんなもの。

 

行動の変化

絵 (表紙・ポスター・商品)を見る

なるほど・これいいな

やってみたい・買ってみよう

 

心の変化

絵(似顔絵・アート作品)を見る

すてき・いやされる

なんだか元気になる

 

イラストレーターの仕事は絵が生む良い変化に、お金を払って頂いている。

 

いくら早くても、いくら安くても…

 

もっといえば、いくらキレイな絵でも…

 

見る人の心に何も変化を生み出さない絵には1円も制作費を払いたくないと思うのです。

 

ライザップみたいになっちゃいますが、ありていに言うと結果にコミットする絵がいい絵なんだろうと思います。

 

そして結果とは、見る人の心に、ポジティブな変化を生み出すことです。

絵の仕事の頑張りどころが見えた

 

そう考えると、本来の頑張りところは、無闇な値引きや24時間対応ではありませんでした。

 

変化を生み出す仕事(絵)に最大のパフォーマンスを注ぐ事

 

実際の所、「早いから、安いから、なんでも描ける人だから」という理由の依頼は、なかなかやり甲斐が感じられません。

 

この土俵の中で倒れるほど頑張っても、理想のイラストレーターにはなれないだと、10年経ってようやく気づきました。

 

では、絵の仕事の中で何を提供出来た時に、手応えを感じられるんだろう。

 

見えてきたのはこんなことでした。

絵でやりたい事×提供できる価値

絵の仕事で、何を生み出そうとしてたのか、どこにこだわってきたのか…。

 

これまで10年間の絵のお仕事で何を大切にしてきたかも見えてきました。

 

例えば、正論を真正面から伝えるのではなく、レトロな女の子達にオシャレ感覚で防犯を楽しもうと提案した、警察のポスター。

 

読売・産経・朝日新聞に取り上げてもらいました。

 

絵のスキルそのもの以上に、企画やアイデアをテーマに記事を書いて頂いてたのにすごく喜びを感じました。

 

 

 

自分のイラストレーターのスキルのなでも、手応えが感じられるのは、こんな力を発揮できたときです。

 

  • 環境・防犯など社会と関わる企画で身につけたアート×問題解決力
  • お客様の悩みや課題に寄り添い、コンセプトから考えるアイデア力
  • 企画からベストなタッチを提案し表現できる画力・イラストスキル

 

アイデアで、人の心にプラスの変化を生む。

 

正論じゃなくて遊び心で世の中をちょっとだけ、変える。

 

新しい発想や絵で楽しい企画ができたとき、私はすごく手応えを感じられるし、最高に楽しい。

 

10年間の仕事を振り返りながら、そう思いました。

 

頑張りどころがわかると、手放せる

 

みえてきた、絵の仕事の頑張りどころ。

 

それは自分の強みを活かして、良い変化を生み出す絵を提供することでした。

 

人間、すべての事を頑張ることはできません。

 

早い・安い・言われたタッチでなんでも描くを、勇気を持って手放してみました。

 

これまでなんだかんだと受けていた、大幅な値引き、猛烈な短納期、寝不足覚悟の膨大な案件量…

 

これらの仕事は「自分ではお力になれそうない」と勇気を出してお受けするのをやめてみたんです。

 

実際、関われた案件数は減りました。

 

そして収入が大きく減るのではないか…とすごく怖かっかったです。

 

でも結果は逆でした。

 

「自分の力を発揮できる」「やりがいを感じられる」「役に立ちたい」

 

そう考えてお受けした数少ないお仕事に、ヒアリングをして企画からじっくり関わり・提案をし・クオリティを上げることに集中しました。

 

同時に進める案件数もグッとしぼったので、寝不足やストレスや焦燥感もありません。

 

スッキリした頭で、ワクワク感を持って仕事を楽しむことができます。

 

お客様にも「また次回も是非!」と、喜んで頂けてひとつひとつの仕事の手応えが強くなりました。

 

結局フリーランサーは一人開業。実働部隊は1人。

 

中には超人的に仕事をさばく人もいるのかもしれませんが、コツコツ絵を描くタイプの私は、出来ることは限られています。

 

今後、文字組み等のデザインはアウトソーシングしてもいいかな、と思うのですが、企画とイラストの制作は、どうしても自分の力でやりたいです。

 

手広く同時に案件を抱えても、きっと1件1件のパフォーマンスは少しずつ落ちていきます。

 

最大量ではなく、最深を目指す

 

将来像を考える事は、仕事をもっと好きになる事

 

理想の将来像を考えて、手放したもの・得たものの話でした

 

いま目の前にある仕事の事、目先の収入のことだけ考えていたら…

 

きっと思い切った判断はできなかったと思います。

 

自分は絵の仕事で何が幸せなのか。

 

絵描きのスキルで一番喜んで頂けることは何か。

 

大好きな絵で、自分とまわりの人も幸せ出来るように。

 

5年先、10年先を考えながら丁寧に少しずつ進んでいきたいです。

 

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いぬいさえこ
いぬいさえこ

大阪のイラストレーター。こども・動物・時間・繊細なものを描いています。ものごとを掘り下げて考える過程が好き。大学では環境問題や文化を研究。

コンセプトから立ち上げるものづくりを得意で、市役所・環境問題など、社会との接点を持つ企画に多く携わってきました。

どんな課題も、スプーン一杯の遊び心で、笑顔に変わる。
アートにはそんな魔法の力があると信じています。