1回のYESと1000回のNOでいいモノを生み出す。

こんにちは、イラストレーターのいぬいさえこです。

 

『ワン・シング』という本のフレーズが響いたので、メモです。

 

この本は、1点集中で大きな成果が出るという話がテーマ。

 

中でも響いたのがこの話。

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1回のYESと1000回のNO

 

一回のイエスは1000回のノーによって守られると言った人がいる。

 

それを聞いた時わたしはまだ若く、なんのことかまったくわからなかったが、いまではむしろこれは控えめな表現だと思う。

 

生産性を持ち続けるには、私達をつまずかせる誰か、あるいは何かにノーということだ。

耳が痛いです…。

 

何かをやるということは、何かをやらないということなんですよね。

 

1日に使える時間は24時間

 

さらに最近の研究で意志力(決断力)も1日の中で有限である事がわかってきたそうです。

 

夜になると選択疲れモードになっていて、適当な選択をすることが多いとか。

 

人が持っている1日の時間は有限。

 

人が持っている1日の意志力も有限。

 

目の前にドンドン訪れる雑多なことに「NO」と言わなければ、自分の時間・夢は守れないだなと再確認しました。

スティーブ・ジョブズはNOの天才

 

また、iphoneを生み出したスティーブ・ジョブズのエピソードも印象的でした。

 

ジョブズは、アップル社に復帰したあと350あった製品のラインナップを10まで減らしました。つまり、340回NOといったそうです。

 

これ尋常じゃないですよね。

 

何かにイエスと言うなら、何かにノーと言わなければならない。

結局、大成功を収める最善の方法は、的を絞り込むことだ。

ものを作る時って、ついあれもこれも、とどんどん付け足して行きたくなります。

 

Aのユーザーに喜んでもらえて、Bのユーザーのこんな問題も解決して…

 

制作段階ででてくる色んな課題に、場当たり的に対応していくと、いまいち誰にも響かないデザインに仕上がったりもします。

 

どう解決するかの前に、どれが課題なのか的を絞る。

 

たくさんの解決した方がよさそうな課題・絡み合った複雑なモノゴトから、「ココ!」という点を見極める事。

 

つまり、コンセプトをシンプルにする事

 

この土台があってこそ、「いい絵・美しい絵」の表現が生きてくるんだと思います。

 

そう考えるとイラストレーターにとって課題を見極めるセンスが、何より求められるスキルなのかもしれません。

 

NOで、センスを磨く

シンプルなものづくりや、シンプルな生き方をするのって、実はすごく勇気のいることなんだなと再確認。

 

気がつけば「あれもこれも」に引っ張られてしまう毎日

 

ジョブズは開発者会議でこう話したそうです

 

『焦点をしぼることは、イエスということだ』とみなさんは思うでしょう。

 

でも、そうではない。焦点をしぼるとは『NO』ということなのです。

多方面にいい顔しようとしてしまうと、ピントのぼけたモノづくりになることも往々にしてあります。

 

でも本当にイイモノは、コンセプトが明確でシンプル。

 

「大切なものを、1000回のNOで守る」

 

これくらいの気概と勇気を持って、研ぎ澄まされたいいものを作っていきたいなぁと思います。

 

気になる方は是非一度読んでみて下さい。


ワン・シング『一点集中がもたらす効果』

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いぬいさえこ
いぬいさえこ

大阪のイラストレーター。こども・動物・時間・繊細なものを描いています。ものごとを掘り下げて考える過程が好き。大学では環境問題や文化を研究。

コンセプトから立ち上げるものづくりを得意で、市役所・環境問題など、社会との接点を持つ企画に多く携わってきました。

どんな課題も、スプーン一杯の遊び心で、笑顔に変わる。
アートにはそんな魔法の力があると信じています。